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  • 2010.05.31 Monday
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不肖・宮嶋 戦場でメシ喰う!


カメラマン宮嶋茂樹さんは多数の本を出されていますが、
今回ご紹介する本はその中でも異色といっていいでしょう。

ミリタリー(軍隊)とメシ(飯)の合体造語であるミリメシ、
つまり軍人さんが食べる食事についての本です。

一口にミリメシといっても国や環境などなどかなり奥深い
ノウハウの積み重ねがあって、現在もさらに進化し続ける
一つの文化といってもよいもののようです。

必ず一日数回は食事を摂取しなければいけませんし、
まずければ自然と摂取する食事量が減り、それは
戦場での作業の質にも直接響いてきますので
その国の国民が好む最大公約数の味が求められるなど、

詳細はここでは置きますが雑学としても十分楽しめる
内容となっております。

ただ、単なるミリメシ本というだけでは終わらないのが
さすが宮嶋さんで、本書の最終章ではミリメシとからめて
日本における石油の大切さと政治的立場を語り、当時問題となった
テロ措置法を撤廃した小沢一郎氏をはじめとした政治家たちを
痛烈に批判しています。

そしてそういった政治家を選んだ我々国民にも反省を促しています。


ああ、堂々の自衛隊―PKO従軍奮戦記


最近ハマッているジャーナリスト、宮嶋 茂樹さんの著書です。

この数週間で宮嶋さんの本を数冊読みましたが今回紹介する本が一番とっつきやすいかなと思います。

内容はカメラマン宮嶋がカンボジアにPKOとして派遣された自衛隊に実際に付き添い取材を敢行する、

という一見シビアそうなものですが、氏の卓越したユーモアセンスで大笑いしながら
流れるように読み進められると思います。

氏は右より思想の方ですので自衛隊と先の大戦の日本軍とをダブらせた大時代的な表現を多用されますが

それはあくまで自分をこっけいに表現する手段として用いるだけで

自衛隊そのものには敬意をもった対応や表現をされていて読み進めるうちに現代日本や左翼活動家の矛盾点を気づかされていきます。

残念ながらテレビでは放送することが出来ない事実というものは存在します。

そういった普通に日本国内で暮らしているだけでは知ることも無いこの国の問題点、

世界の抱える矛盾点に対する興味をもつきっかけになるのではないかな、と思いました。


よくわかる流通業界



先日こちらでも紹介しました「ユニクロ vs しまむら」の著者、

月泉 博氏の書かれた流通業界の動向について書かれた1冊です。


あいかわらず流通業界についてさえた見識をお持ちで、

過去の事例の検証から今後予想される動きまでをリアルな視点で語られています。


日本の流通業をとりまく過去の大きな流れとしては

・大店法(大きな店舗が構えられない)

・流通経路の複雑さ(生産→問屋→小売→消費者)

・地価の高さ

の3点を挙げ、

これらによって日本独特の流通形態ができたと説かれています。


またバブル以前の需要が供給を上回っていた時代は基本的に作れば売れたのですが

現在の物あまりの時代は消費者に合わせないと売ることは出来なくなっており

現在の勝ち組企業はこれを捉えて、メーカー主体の流通から消費者の立場に立った

商売をしている企業だといえるようです。


そしてこの流れの行き着くところは

「ワン トゥー ワン マーケティング」

つまり消費者1人ごとのニーズに合った商品を販売するというもので、

どのようなシステムになるか見当がつかないのですがこれを実現した企業が

次の勝ち組となるのかもしれません。


私個人の意見ですが、小売業はお客様の要望に答えられなくなった時点で

その存在意味はなくなってしまうものだと思います。


商店街、ロードサイド、といった過去に繁栄を誇った立地も時代とともに

廃れていっています。


時代の移り変わりに常に対応し続けていくことが流通業が生き残るための

条件なのかもしれません。







中国古典からもらった「不思議な力」


SBIホールディングスCEOを務められています北尾吉孝さんの本です。

氏は以前、ソフトバンクのCFOとしてその手腕を発揮されており、

その時期に私も氏の存在を知りました。


個人的な氏へのイメージは”筋を通す人”といったものです。

詳しくは本筋と外れますので避けますが、ご自身や会社に対して

利己的、近視眼的な行動はされず、

かならず筋道を通して行動をされています。


最近では珍しい部類になってしまったこのような気骨ある生き方は

何が基盤となっているのか。


その答えが本著になるのだと思います。

中国古典(氏は特に論語を薦められておりますが)

を熟読することで人として正しい生き方を学び、

それに沿って生きることが結局は成功を長続きさせるための

秘訣でもあるのだと私は受け取りました。


実際その生き方によって十分な成果をあげておられる方ですので

自分の信念と生き方に矛盾のない人は自身を持って生きられる

ということなのかもしれません。



ユニクロ vs しまむら



衣料品販売で有名なユニクロとしまむらとを比較した内容のビジネス書です。

こういった内容の本は著者がその業界を詳しく知っているかどうかで質が決まってしまうのですが、

その点でも良質な内容となっています。


両社は単純に衣服の安売り、とくくれないほど対極にあるといってもいい経営方法を

とっているようです。


その点に関してしまむらの(前)社長、藤原氏が

「どちらも富士山の山頂を目指している。のぼる裾野が違うだけだ。」

とおっしゃていたのが印象的でした。


安定して成長をつづけるしまむらに対して急速なアップダウンを繰り返して
成長していくユニクロ。


つまりしまむらはすこしづつ微調整をしながらも基本的な仕組みは変えないのですが、

ユニクロは現状の体制や仕組みで売り上げに限界を感じたら大幅にそれらを変革させて

会社をランクアップさせていくというやり方で会社を成長させているようです。


著者の月泉氏はこの点に関して、

しまむらがあくまでサラリーマン社長であるのに対して

ユニクロがオーナー社長であることが大きく関係していると記述しています。


つまり雇われ社長では思い切ったリスクを犯せない、という意味合いです。


藤原氏は現在社長職を退いて会長となっておられます。


ユニクロの柳井社長もいったん社長の席を譲ったのですが、

現在社長職に返り咲いています。

年齢から考えて後継者を数年内に決めなくてはいけないのでしょうが

すでに世界的な大会社となったユニクロをさらに発展させられる人材というのは

そうそういないということなのでしょう。


「エリートの限界を感じた。
経営者というものは育てようと思っても育てられない。」

社長職にもどったときの柳井氏のことばですがユニクロもしまむらも

次世代へどうやって会社を受け渡していくかが今後の課題となるのかな、と思いました。





アマゾン・ドット・コムの光と影



私もよく利用するインターネット販売サイト、Amazon。


この会社は自社の情報を外部へもらすことを極力避ける、秘密主義でも知られていますが

著者がここの配送センターのアルバイトとして半年間潜入した体験を主軸に書いた

いわゆる潜入ルポです。


本のタイトルが「アマゾン・ドット・コムの光と影」ですので

基本的にAmazonの雇用体制を否定的に書いた内容となっています。


確かに良識的に見るとひどい部分もあるのでしょうが、私も色々とアルバイトを経験していますので、

まあこんなもんだよ、と思ってしまうというのが正直なところです。


ただ、著者が今回の潜入経験と「希望格差社会」という本を元に発する、

今後の日本の雇用格差に対する警鐘は個人的には重く受けとめています。


これは、収入や役職が上がっていく高学歴者などが就く専門職と、

いつまでも這い上がることが出来ないアルバイトなどの単純労働者との

収入や雇用条件の格差は広がるばかりで後者は人生になにも希望が持てない

という社会に日本はなりかけている

というものですが、


日本の会社も従来の日本型経営から欧米型の雇用体系を取り入れている

企業が増えてきており、

それが派遣切りなどの問題となって表面化しているわけですが


自分の将来に希望の持てない人が増えるということは

結局のところ日本のためになりません。


企業は従業員を通して社会とつながっているわけですので

その点を考える企業家が増えてもらいたいと思いました。




アマゾンの秘密──世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか


私もよく利用するネット書店の最大手Amazonの立ち上げ当初の模様が描かれた作品です。


著者の松本氏は社員としてではなくコンサルタントとして

Amazonの立ち上げ時期を含む2年間を同社ですごされました。


その立場ゆえなのでしょうか、Amazonに対する視点も独特なものがあります。


私のイメージではAmazonは閉鎖的な会社だと思っていたのですが、

やはり元々はネットベンチャーの旗手ですので、元来の気風はどこよりも

挑戦や情熱、若さがあふれている会社だったようです。


あと個人的な感想としては、Amazonのような数カ国に進出する大会社でも

随時トラブルや判断ミス、必要な改良点は多々あるのだなと感じました。


当然といえば当然なのですが、会社の運営はトップの決断で決まってしまいます。


ですので会社は資本力だけでなく、人材やシステム、

すべての根本に流れる会社の哲学などが重要なのだと思いました。

経営者よ気概を持て―成功する実践経営論 深見 東州 (著)


先日の流れでまた深見東州氏のビジネス書です。

本の内容は中小企業の経営者の個々の悩みや質問に深見氏が答える、
一問一答の形式で書かれています。

この本はちょうど前の不況時にかかれたもののようで質問もそのことに関するものが多く、
ちょうど現在の私たちに有益な内容だと思います。

読んだ読後感なのですが、深見氏の温かみといいますか人徳のある人柄を感じました。

私の経験ですと、こういったコンサルタント業をされている方はどちらかというと強気な
アドバイスが多いものなのですが、

深見氏は具体的な例を出して噛んで含めるように相手の心情を思いやりながら自論を語られています。

氏も自ら経営者として第一線で働かれていますので、
同じ経営者の苦しみを他の誰よりも分かっているからでしょうか。

また経営についてのアドバイス自体も中小企業が不況時にするべきことや、
考え方など実用性のあるノウハウを教えてくださっていますので

自営業者の方や中小企業の経営者の方には有益な内容だと思います。




一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法


先のロリポップ元社長の本にて知ったGMO社長、熊谷正寿氏の著書です。

その本で熊谷氏の洗練された人柄に興味を持ったことから著書をそれとなく探したのですが、

氏は特に自伝的な本を書かれていないようですので、
代りとしてかなり人気のあるこの本を読んでみました。

本の内容は前半が熊谷氏独自の手帳の利用法で、
後半が氏の仕事術の紹介となっています。


氏のテクニックについては本を読んでいただきたいのですが、
文章からも氏のさわやかさが伝わってきました。

知性や若さを売りにしている(あくまでイメージですが)IT企業の社長像からは
およそかけ離れていて

高校中退で親の家業を手伝い、乳飲み子をかかえながら独立という苦難の人生を
歩まれた方のようです。

ご本人の文章からはそのような苦労した感じは受けないのですが、
それを見せないのが氏の人格なのでしょうか。

これがわかれば会社は儲かり続ける―成功する会社、失敗する会社を見事に解明


今回は自ら会社を経営されながら経営コンサルティングもされている深見東州氏のビジネス書です。

中小企業のためのコンサルタント会社と銘打って”菱研”というコンサル会社を経営されている氏ですが、

通常のコンサルタンと違いご自分でも数社を経営されているため、実践的な情報を多く紹介されています。

私も多くのビジネス書を読んでまいりましたが基本的にそれらの本は大企業向けのものが多く、

なかなか中小企業の社長さんはつかえないだろうな、といった内容が多いのですが

この本では通常の中小企業の行き詰る所や悩み所など知りたかった使える小技やメンタル面の強化などを紹介しており知っていると得する内容の本となっています。

前々から氏のビジネス書を数冊読んでおりますが、

本の内容からして氏はよいコンサルタントなのではないかとおもうのですが、あまり認知度がないのはなぜだろうかと思っています。


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